TextSS資料館



旧作 TextSS と、現在ゆっくりですが開発継続中の TextSS.net の資料館です。1998年からの歴史を記載しています。


TextSS.net の名前の由来


当初は Text Search and Replace にしようと思いましたが、TextSR より、S を2つにした TextSS にしたかったので、Substitute の方を採用しました。また、1998年当時はフリーソフトを収めたCD-ROM付きのパソコン雑誌が多く発売され、ソフトの一覧に機能そのものを含めた「複数のHTML&テキストファイルを一括置換 TextSS」と載せたかったのでこの名前にしました。これならソフトの一覧で見たときに何をするフリーソフトなのかすぐわかると思いました。

■1998年3月〜2001年12月 TextSS Ver 1 と Ver 2

2022/2/5


1998年3月に VB5 で TextSS Ver 1.00 を公開しました。
同年、VB6 が発売され、再コンパイルしたものを 1998年10月に Ver 2.00 として公開しました。
Ver 1 と Ver 2 は画面的に同じでランタイムが VB5 から VB6 に変更になっただけです。
この Ver 2 から NKF32.DLL というファイルのコードページを判断するDLLを使わせてもらいました。

Step.1 ファイルを登録


Step.2 置換文字列を入力


Step.3 置換結果の表示



■2001年12月〜2002年12月 TextSS ミニ

2022/2/5


2001年12月に TextSS の最低限の機能だけに絞った TextSS ミニ を公開しました。
ただ、複雑な置換ができるのが TextSS なので、1年足らずで開発を終了しました。
古くから TextSS を使ってくれている方でもこれは知らないと思う幻のフリーソフトです。

置換結果の表示





■2001年12月〜2011年6月 TextSS Ver 3

2022/2/5


TextSS Ver 2 の画面をいろいろ改良して2001年12月に公開したのが TextSS Ver 3 です。
このバージョンでやっと正規表現に対応しました。この時は TextSS が約10年も続くとは思っていませんでした。
ただ、UTF-8やVB6という時の流れに対応できず、2011年6月に最後のバージョンを公開して開発を終了しました。

実はこれを VB.net 2008 にコンバートして Ver 4 として開発していたのですが、あまりにも修正部分が多くて挫折しました。

なお、旧作なのに未だに検索サイトの上位に表示されるので、残していた Vector での公開を中止しました。
その代わり、約10年間公開していたので、旧作として紹介ページを開設しました。ダウンロードもできます。

Step.1 ファイルを登録


Step.2 置換文字列を入力


Step.3 どの置換を行うか選択



Step.4 置換候補の確認



■2011年10月〜現在 TextSS.net Ver 5

2022/2/5


VB6 から VB.net に作り直したのが、この TextSS.net です。2011年10月に公開しました。
公開当時は何もインストールせず、長く使えるようにするために次期 Windows 8 に標準搭載される .NET Framework 4.0 用に開発しました。

さらに長く使えるように2022年2月に .NET Framework 4.6.2 用に修正しました。
ついでに、Winodws 11で『WebView2 ランタイム』が標準搭載されるのでブラウザプレビューを Microsoft Edge (Chromium) に対応しました。

また、約20年利用させてもらった KF32.DLL は TextSS.ner Ver 5.30 で対応を廃止しました。
nkf Network Kanji Filte」の皆様、そしてそれを DLL化 して Vector 等に配布していただいた皆様にはとても感謝しています。

このバージョンなら30年目を迎えることができそうです。

Step.1 ファイルを登録


Step.2 置換文字列を入力


Step.3 置換候補の確認


Step.4 置換結果の確認

TextSS と TextSS.net の画面比較

TextSS Ver 3.50

VS

TextSS.net Ver 5.30

ファイルを登録
置換文字列を入力
置換結果の確認



■2022年にどうやって Windows 98 や 2000 でハードコピーを取っているのか

2022/2/5


さすがに実機はすでに保持していないので、仮想マシンを使っています。
SEという職業柄、過去のOSやソフトでリテールパッケージを購入したものは今でも保管しています。

今回は macOS Monterey 12.1 に仮想マシンのソフト Parallels Desktop 17 for Mac をインストールして利用しました。

Windows 2000 以降ならインストールも簡単で macOS と 仮想マシンの Winodws でのデータのやり取りも簡単にできます。
問題が、Windows 98 です。Parallels Desktop 17 のサポート外の OS なのでグラフィックドライバもありません。

一応簡単な手順を忘れないようにメモしておきます。
1.MS-DOS から起動できる ISO をマウントし、CD から起動して FDISK で HDD を初期化する。
2.再起動するときに2番目の CD を追加して、Windows 98 の ISO をマウントします。
3.FORMAT C: で HDD を初期化する。
4.2番目の CD の中の setyp.exe を実行する。これで Windows 98 のインストールが始まります。
5.途中の再起動のタイミングで1番目の MS-DOS の ISO をアンマウントします。
6.インストールが終わるとドライバが無いので解像度が 640 x 400 になります。
7.Windows 98 をサポートしていた時の Parallels Desktop から prl-tools-other.iso をコピーします。
8.コピーした ISO を Windows 98 にマウントします。
9.デバイスマネージャーのグラフィックのドライバに Q:\Drivers\Video\Win9x を指定してインストールします。
これで完了。