7-2.マルチスレッドについて



シングルスレッドの場合はファイルリストの上から下に向かって実行されますが、マルチスレッドの場合は順不同に実行されます。すべての処理が正常に完了した場合は最終的な結果はまったく同じなので注意する必要はありません。ウェイトバーの『キャンセル』ボタンで処理を中断するときは注意が必要です。
キャンセルしたとき、マルチスレッドでは順不同で処理が行われるので、ファイルリストの上のほうだけを確認せず、必ず最後まで確認してください。


シングルスレッドの場合は上から下に処理が行われます




マルチスレッドの場合は順不同に処理が行われます




マルチスレッドが必ず早いわけではありません


マルチスレッドは計算処理を分算する場合に大きな効果を発揮する反面、ディスクや画面など共通リソースの操作について制限が多く、あまりその効果を発揮できません。TextSS.net はディスクアクセスが多く、置換結果を詳細に表示するので画面の更新頻度も多くなるのであまりマルチスレッドの効果は発揮できません。ファイルリストに同じフォルダを登録するとき、1回目は遅くなる場合がありますが、2回目は2倍程度早く処理が完了します(※)。
使い方によって大きく変わるのでデフォルト設定のまま使用することをお勧めします。
※お使いのパソコンの性能やOSなどに大きく依存するため、参考値としてください。